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プリズミック通信

2024.09.20

避難設備の更新について
 

建物の消防設備の一つに避難設備があります。消防法に基づき避難設備が設置されている建物については、年に2回の消防設備点検を実施しており、機能不全がある場合には消防法上の違反であるため、設備更新を随時ご提案しております。

 

避難設備は、非常時に建物の上階にいる人が階下に避難するために利用するはしごやロープなどの設備です。非常時のみの使用となる設備ではありますが、屋外に設置されていることが多く雨風に晒されることで、錆による腐食や歪みなどにより不具合が発生します。

 

そのような不具合が発生した場合には機能不全となりますので、設備更新をすることで入居者様の命を守る避難設備として、建物の安全性を維持し入居者様への信頼性に繋げていくことができます。更新時期は、主に設置から20~30年経過した設備にて行うことが多いですが、ご参考までにその事例をご紹介いたします。

 

・避難ハッチ付きはしご

参考費用:1台 約16万円~(税込) 交換目安:25~30年

金属製のハッチの蓋を開けて折りたたみ式のはしごで避難する設備です。

ベランダ設置から30年以上が経過し、錆による腐食や歪みにより、ハッチの蓋の開閉やはしごを下ろす操作が困難で非常時に安全に使用(避難)ができないために更新いたしました。

また、現在は錆びないステンレス製が必須のため、旧式の焼付塗装品は改修をお勧めしております。

 

・避難ロープ

参考費用:1個 約2万円(税込) 交換目安:20~25年

樹脂製の収納箱を開けて、ロープで避難する設備です。

設置から30年以上が経過し、錆による腐食により取付金具が使用できないため更新いたしました。

 

≪本件に関するお問い合わせ≫

修繕チーム 消防設備点検担当 tenken@prismic.co.jp

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