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オーナーさまの本音
初めてのデザイナーズ集合住宅。
密なコミュニケーションで、想いをカタチに。
M様/tettoオーナー
所在地 | 神奈川県川崎市麻生区 |
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設計 | SALHAUS |
構造・総戸数 | 木造一部RC造・賃貸8戸+集会所 |
竣工年 | 2015年3月 |
敷地面積 | 742.62m2 |
建築面積 | 284.94m2 |
延床面積 | 467.70m2 |
小田急線鶴川駅から徒歩8分、豊かな自然が残る里山に隣接する木造集合住宅。重層構造の長屋で、軒を大きく跳ね出した大屋根が、居住者全員で共有できる風景をつくり出し、郊外ならではの大らかな生活の場をつくりだしています。
出会いのきっかけは、
偶然見つけたホームページでした。
以前は会社勤めをしていましたが、親の不動産資産を引き継ぎ、現在は木造賃貸集合住宅を複数経営しています。今回「tetto」を建てた土地は、私の実家があった場所。父が50年前に建てた思い入れ深い家でしたが、建物の痛みも激しく、建て直しや土地活用を検討するようになりました。
当初は、これまでと同様にハウスメーカーへ相談していましたが、山に接した緑豊かなこの土地の特徴を生かした住まいにしたいという気持ちから、建築家に依頼することを考えるようになりました。とはいったものの、これまでそうした経験もなく、建築家の探し方すらわからない状態。どうしたものかと頭を悩ませていましたが、ある時妻が、デザイナーズ集合住宅を多く手がけているプリズミックのホームページを見つけ、一度話を聞いてみようということで相談に伺いました。
蓄積された建築家ネットワークから、
建築家を選定し、設計コンペを実施。
初回提案時の模型
初めてプリズミックを訪れた際、驚きました。ギャラリーが併設されており、打ち合わせスペースも洗練された空間で、いわゆる不動産会社のオフィスとは全く違う雰囲気に、さすがデザイナーズを多く手がけている会社だなという第一印象でした。担当者とお会いして、自分の気持ちや要望を率直にお伝えすると、すぐに独自の建築家ネットワークから私の希望に合いそうな建築家を選定してくれ、その中から2社を選び、コンペを実施してもらうことになりました。
プレゼンテーション内容はどちらも素晴らしいものでしたが、敷地環境の活用についてよく考えられていて「こんな住まいをつくれるんだ」という斬新さを感じたSALHAUSさんにお願いすることに決めました。
三位一体のコラボレーションで、
デザイナーズならではのスケール感を醸成。
tettoの完成全体図
建築プロジェクトがスタートした後も、私とSALHAUS、プリズミックの三者で密に打ち合わせを行い、家づくり、また事業面について提案を受けながら形づくっていきました。そしてプリズミックと出会ってから1年半、ついに、私にとって初めてのデザイナーズ集合住宅となる「tetto」が完成しました。
採光や通風など土地の個性を最大限に生かした住居スペースをはじめ、共用の集会所やBBQなどに使える東屋(屋外の屋根付きスペース)、また希望する入居者がいれば貸し出す畑など、住まう人の暮らし方から周辺地域とのつながりまで、画一的な集合住宅では得られないスケール感を作り出せたと満足しています。
今回の経験で、デザイナーズというと、空間や見た目ばかりが注目されますが、その本質は、オーナーの想いやニーズ、土地のポテンシャルを引き出し、オーダーメードで具現化することなのだと実感しました。そしてそのためには、オーナーや建築家はもちろん、プリズミックのように双方のことを熟知しているプロフェッショナルが必要不可欠であり、「tetto」はまさに、三位一体のコラボレーションと言えるプロジェクトになりました。
「tetto」では、入居者も順調に集まって新たな暮らしが始まっており、これからどのような暮らしが営まれていくのか、私自身もワクワクする気持ちでいっぱいです。