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ビジネスパートナーの本音
デザインの力を大切に、オーナー様の物語に寄り添う。
その思いを共有し、ともに新たな道へ挑む同志。
関太一/アトリエ・ヒューテック
2025年竣工に向けて進行中のアパートメントホテルの新規建築プロジェクトで
プリズミックとタッグを組むアトリエ・ヒューテック代表の関太一氏。
約10年前の出会いから今回の協業に至るまでの過程や
その中で感じるプリズミックへの率直な思いを語っていただいた。
「数ある管理物件の中のひとつ、ではなく、
オーナー様目線、入居者様目線での
管理プランとサポート体制を提案してくれた」
「数ある管理物件の中のひとつ、ではなく、
オーナー様目線、入居者様目線での
管理プランとサポート体制を提案してくれた」
関さんがプリズミックを知ったきっかけを教えていただけますか?
プリズミックとの出会いはもう20年近く前。私が独立する際に、デザイナーズの賃貸集合住宅をプロデュースしている会社があると聞き、オフィスを訪ねました。実際にお会いしてみて、事業性が求められる集合住宅でのデザイナーズ建築のあり方など有意義な意見交換をすることができ、「緻密なマーケットリサーチ、魅力的なデザインを生み出すコンサルティング、金融付け等々、首都圏で8,000件を超える管理実績は伊達じゃないな」と強く印象に残りました。
その後、連絡は取りつつも具体的な協業はありませんでしたが、2021年頃、私が設計を担当した集合住宅のオーナー様から管理会社を変えたいとご要望がありました。プリズミックに相談したところ、とても優れた提案をいただきました。具体的には、オーナー様、そして入居者の方の目線での管理プランと、それを実現するためのリーシングからプロパティマネジメントまで充実したサポート内容が素晴らしかった。オーナー様も即決で、現在も継続して管理してもらっています。オーナー様からは、今も「プリズミックの担当者が皆よく対応してくれている」と評価いただいています。
これは「自戒を込めて」ですが、プリズミックのように経験豊富な会社になるととどうしても「こなす」という感覚が出てしまうことがあるのですが、プリズミックの社員は皆そういったところが一切なく、オーナー様や入居者の方にとって大切な一戸であるということをきちんと理解してくれている会社だと強く実感しました。
この縁がきっかけで、それまで以上に密にコミュニケーションをとるようになり、具体的な協業に向けた関係性が醸成されていきました。
「建築費用が激しく高騰する中、
プリズミックによる、収益アップにつながる
新たな業態の提案で危機を回避」
■ オフィス内に並ぶこれまで手がけた建物の模型の数々
現在、関さんとプリズミックで、アパートメントホテルの新築プロジェクトが進行しています。こちらのプロジェクトについても教えていただけます。
今回のプロジェクトは、今から4〜5年前に、とあるオーナー様から賃貸集合住宅の建て替えプロジェクトのご相談をいただいたことがきっかけでした。しかし、オーナー様のご都合で一旦ストップ。2023年に再スタートとなったものの、数年間のうちに資材価格や人材費などの建築費が激しく高騰し、元の計画では採算が取れない状況になっていました。どうしたものかと困っている時にプリズミックが事業の1つとして展開しているアパートメントホテルのことが頭に浮かびました。具体的に検討を進め試算してもらったところ、通常の賃貸住宅より収益性が見込めることがわかり、協業としてプロジェクトが動き出しました。
私自身アパートメントホテルの設計は初めてで、オーナー様も宿泊事業の経験がなく当初は不安な面もありました。しかし、プリズミックが運用する物件に足を運んで、料金設定のマネジメントや外国人客の対応についてなど丁寧に説明してもらえたことでオーナー様の安心感にもつながり、また、安定した収益が見込めることで建築としても機能性もデザイン性も妥協することなく、魅力的な建物の設計・建築に取り組めています。
今回のケースに限らず、今や工事費や建築資材の価格はかつてない勢いで高騰しており、10年前や20年前と同じ土地有効活用や事業計画では成り立たなくなってきているのが現状です。そうした中で、アパートメントホテル事業をはじめ新たなビジネスにいち早く積極的に取り組むプリズミックは、我々建築家にとっても、非常に心強い存在と言えます。
「オーナー様に寄り添う。デザインの力を信じる。
その両方を大切にしてくれるから
魅力的な建物を創造できる」
「オーナー様に寄り添う。
デザインの力を信じる。
その両方を大切にしてくれるから
魅力的な建物を創造できる」
いろいろとお話しいただきましたが、最後に、実際にプロジェクトで協働する中で感じるプリズミックの魅力を教えてください。
これまでの話で、管理会社として、新事業への挑戦者として、プリズミックの魅力をお伝えしましたが、私が考えるプリズミック最大の魅力は、オーナー様と建築家の両方のマインドをとてもよく理解している点です。
不動産ビジネスにおいて、オーナー様一人ひとりに、そしてその土地一つひとつにも、必ず物語があります。私は建築家として、その物語の一部に参加し、人生を左右する可能性があるからこそ、土地の大小に関係なく真剣に取り組み、幸せになっていただけるように取り組む、ということを大切にしています。プリズミックはそうした「オーナー様に寄り添う」という私の想いに共感してくれていることに加え、「デザインの力を信じる」という点でも価値観を共有できる存在です。個人的には、数ある建築の中でも賃貸集合住宅やアパートメントホテルは、「周辺の物件より高い値段設定ができた」、「5年、10年経っても空室が出ないし、空きが出てもすぐ埋まる」、「高評価の口コミが集まる」など、その価値が目に見えて評価されるところに魅力を感じています。プリズミックもそうしたデザインの力を信じているからこそ、経験豊富なプロデューサーとしてのアドバイスはありながらも、どんなデザインにするかは建築家に任せてくれる。そして、実績豊富なプリズミックが任せてくれるからこそ、私自身も思い切ってオーナーのために、住む人のためにと想いを込めた建築を提案することができ、その結果、喜んでもらえる。そうした好循環をうみだすことができるパートナーとして、プリズミックとは、これからも協力しあえる関係でい続けたい、そう考えています。
1961年北海道生まれ。1986年武蔵野美術大学建築学科を卒業。1988年竹山実建築綜合研究所に入所。2006年一級建築士事務所株式会社アトリエ・ヒューテックを設立、現在に至る。